着物に合わせて袋帯の種類を決める

帯にも着物と同じように格や種類などがあり、形によって大きく3つに分ける事が出来ます。その中でも1番格が高いものが袋帯と呼ばれる帯であり、表の生地と裏の生地が分かれており長さが約4m30㎝以上の二重太鼓を結べる長さのあるものを指します。デザインによってフォーマルからカジュアルまで使用する事が出来、金銀の糸が織り込まれたものは留袖など礼装や正装の着物に合わせるのに適しています。また柄が全体に入っている物を全通柄といい、向きや柄の出方を気にしなくていいのでとても扱いやすいです。六通柄と呼ばれる帯は全体の6割程度柄付きされているもので、柄の出方が結び方によって変わるので扱い方が少し難しくなります。さらにお太鼓柄と呼ばれるお太鼓の部分にだけ柄が出るようになっているので、ズレないように結ぶ技術が必要です。

着物の格と袋帯の格は合わせるのが基本

袋帯を選ぶときは着物の格とのバランスを合わせる事が大切で、着物とのバランスが悪くなると折角の格の高い着物や帯を着ていても全体的なバランスが悪くなってしまいます。黒留袖や5つ紋付色留袖を着る時には礼装用の金銀の刺繍などが施された、格式の高い物を合わせるようにしましょう。3つ又は1つ紋付色留袖や1つ紋付訪問着、1つ紋付色無地などの準礼服にも礼装用の帯か太鼓柄の帯など比較的格の高い物を合わせます。訪問着や江戸小紋には有職織物や品格のある帯を、外出用の訪問着や小袖には特に決まりはありませんがバランスの良いものを選ぶようにして下さい。また染めの帯と織の帯では織の方が格は高くなるので、留袖や訪問着ではなるべく織の帯を合わせます。他には日本の伝統文様なども格が高い帯になります。

着物と帯の綺麗に見える色の合わせ方

着物が1枚あれば帯が3本と言われるほど、帯によって着物の印象は大きく違ってきます。1枚の着物でも帯の種類を変えるだけで、着て行ける場面も変わる事もあります。色の合わせ方に厳密な決まりはなく、様々な色を合わせる事が出来ます。その中でも1番ポピュラーなのが同系色の組み合わせで、スッキリと見えて上品な印象になります。逆に反対色の組み合わせも粋と言われており、個性的な着こなしが出来ます。他にも着物の柄の色に合わせる方法も、色合いが良くバランスも良くなります。無地の着物に柄物の帯もスッキリと見せつつ、印象に残る着こなしになります。小紋など柄行が目立つ派手な着物の場合は無地の帯か、着物と合ったワンポイントの帯を合わせる事でスッキリと粋な着こなしになります。