袋帯で季節に合う柄と合わない柄を知る

季節によって着物も変わりますが帯も季節によって生地も柄も変わってきます。袋帯は重宝しますが、これも季節によって生地や柄を選ばなくてはいけません。着物も帯も季節の先取りは良いのですが、季節の後取りはよくありません。桜が咲く前に桜の柄は良いですが、桜が散ったあとには桜の柄はよくありません。かといって、花にこだわる必要もありません。季節に応じた色合いや蝶々やトンボなど、生き物の柄もあります。季節に合った柄も大事ですが、帯の織り方も違うので季節によって選ぶことも大切です。春、秋、冬は帯の透け感のない二重になっているものを選びます。夏は透け感のある絽、紗、という帯の織り方があります。麻や正絹などの通気性のある帯が良いです。柄も涼しい感じのものが良いです。

花の種類で着る季節を紹介します。

春でしたら、桜、桃、菖蒲、椿、牡丹、蝶などの春らしい華やかな感じを選びます。5月6月頃は、鳥も良いです。夏には、紫陽花、もみじ、朝顔、竹、笹、あやめなど涼しげなイメージを選びます。魚、貝、水を題材にした柄も良いです。秋は紅葉、桔梗、撫子、山茶花、すすき、雁などです。なんの花なのかわかりづらい柄もありますが、お店の人に何の花なのか着る季節を聞くことをおすすめします。冬は菊、南天、寒椿、水仙、梅、雪輪などです。お正月は松竹梅や福寿草など縁起の良い柄を締めると良いです。青い若竹なら夏でもいいですが、笹と雪の柄などもあります。この場合は冬に合いますが立春を過ぎてからは避けた方が良いです。季節を感じて着物を着たり、帯を締めるのは楽しみのひとつですが、柄には十分に気をつけたいところです。

どの季節でも着られる袋帯の柄もあります

季節に合った着物や帯も楽しいですが、迷ったときには季節を問わずに着られる柄もあります。季節を感じさせない風景の柄や、昔の風景も素敵ですし、モダンなトランプや猫やうさぎも季節を問わず着られます。最近はモダンでおしゃれな柄がたくさん出ていますので、クリスマスパーティーも着物で華やかに良いです。季節感だけではなく、行事で選ぶのも良いです。お正月なら、羽子板、コマ、凧揚げの柄も合います。百人一首の柄も素敵です。夏には金魚や花火などがあり、花火大会や夜市に映えます。基本、帯は季節を先取りの柄を選びます。柄を後取りしないことです。生地も夏は涼しく、それ以外は二重のもの。季節感のない柄は季節を問わず着られます。色や柄は、着物との相性を考えて締めれば大丈夫です。